moyasipaiのブログ

ライドと日常の備忘録です。グラベル始めたばかりの方に参考になれば幸いです

北富士演習場 グラベル 静岡

先日、北富士演習場をグラベルバイクで走ってきた。

演習場の為、基本周回コースになるからどんなもんかなと思ってたけど、想像以上に楽しめた。

 

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※演習場に入るには「恩賜県有財産保護組合」にて「入山鑑札」の取得が必要です。

かつ「立入日」のみ入場が可能で、それ以外の日は立ち入り禁止です。

「立入日」はホームページに掲載されています。

 

北富士演習場

富士山北麓にある自衛隊の演習場。

 

①アクセス

陸上自衛隊 北富士演習場
https://goo.gl/maps/FN9TRbgyRUwiY5H28

輪行の場合、御殿場駅からピストンがオススメ(グラベル含め総距離約90km) 駅近に銭湯「人参湯」もある。

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⇨近くに道の駅富士吉田

 

②入場条件

⇨立入日のみ「入山鑑札」取得後、入場可

 

③道路状況&距離

⇨超快適のご機嫌グラベル(走りやすい)

グラベル率100%

⇨周回で約20km

⇨東南側は上り、北側は下り、東南側に走るにつれて標高が上がり約200m程上る。

※枝道が多数あるので、選択したコースにより異なります。

 

④留意点

⇨補給は一切無いので、事前準備が必須。

 

 

レポート

周回コースになるので退屈にならないかな、と懸念していたが、そんな事は無く十二分に楽しめるグラベルコースだった。

 

北側の入口からスタートし、時計回りでルートを進めて行った。始まってすぐに広大なグラベルが広がり、枝道が所々に分かれている。

道が無数に存在し、どのルートも楽しそうだし、どれを走ったらいいんだ、、、と子供の頃憧れのオモチャを手に入れた時のように軽くパニックになってしまった。

普段走るその辺にある鬱蒼とした景色のグラベルとは全く異なり、夢のようなグラベルが無限にある雰囲気だ。

さらに雄大な富士山を拝める。

 

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グラベル難民の方には刺激が強すぎる写真かもしれない

 

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このような別れ道が無限にある

 

気分は北海道だが、自衛隊の方は普通にいらっしゃるので、迷彩柄の重機を発見すると演習場に来てるんだなとハッとさせられる。

匍匐で草むらに潜伏している自衛隊もよく見かけた。

 

東南に向かうにつれて獲得標高が上がっていく。更地がほとんどだが、南西には木々に囲まれた目に優しいグラベルも登場する。

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バイクと身体にも優しいグラベル。海外のインスタでよく見るやつだ。

 

最南西辺りに到着すると下りが始まり、グラベルの楽しみはここからがメインになる。

演習場中央の山中湖方面に向かう下りルートを選んだ。

これが大正解の選択で、障害物が全く存在しない更地のダウンヒルは、まるで空から急高速で地上に降りて行く気分だった。

こんなに楽しい下りは今まで経験した事がない。

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いつもの事だが下りの写真は少ない。楽しいので。

 

超爽快なダウンヒルを終えてスタート地点に戻って行く。

戻ったあとは御殿場駅まで戻って風呂入って、輪行してフィニッシュ。

 

充実したグラベルライドだったな、と帰路につきましたが、結局ニセコグラベル参加したいよな、と夢から覚めて帰りました。

 

まとめ

初心者にも走りやすいグラベルコース。これほど綺麗なルートは国内で稀有なので、手練の人でも楽しめそう。

オフロードの乱暴な運転がかなり問題視されているので、無茶な走行は厳禁。

 

お終い。

 

湯沢林道 グラベル 長野

※2020/10/31の走行記録です。

 

長野駅群馬県を跨いだ毛無峠頂上付近から始まるグラベルをライドして来た。

 

キツいルートだったが良いライドが出来た。 

 

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毛無峠

毛無峠という名称は関東のサイクリストなら一度は聞いたことがあるかもしれない。

毛無峠の頂上は名のとおり、樹木が生えておらず辺りいっぺんがハゲ山になっている。大昔は茂っていたが明治時代に硫黄の採掘が始まり、精錬時に発生する排出ガスの影響で樹木が枯れてしまったらしい。

峠自体は距離が約20km、標高約1800mとヒルクライムとしてはかなりの難所だ。

 

湯沢林道

その毛無峠頂上付近からスタートし、約16kmのダートを高山村へと下って行く林道になる。舗装箇所は10%ほど。

 

アクセス

輪行して長野駅からスタート。駅から峠スタート地点まで約20km、峠頂上まで約20km、頂上からグラベルを16km下って高村山まで行き、そのままストレートで長野駅に到着。

 

レポート

すでに紅葉が始まっており、道中の木々は眩しいくらいに黄色に染まっていた。道路脇に沿って綺麗に避けられた黄金色の落ち葉が道を作っている。f:id:moyasipai:20220525101409j:image

 

前半は平均勾配8%の道が延々と続き、頂上が果てしなく遠くに感じる。体力的には相当辛かったが、透明な青空と紅葉の下で辛抱強く走っている状況は異様な事をしてるようで楽しかった。

 

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心が折れかけたが、見晴らしの良い箇所が数カ所あったので、モチベーション的には問題無かった。

 

いよいよ頂上へ到達し、グラベル開始。頂上手前に横道があり、そこを右に曲がるとスタートする。下って直後、左手に山並みと街を見渡せる箇所があり、地上からはるか遠くへ登って来た事を実感出来る。この日は雲一つ無く、空の蓋を開けたように青色だった。

 

3〜4cmの小石が敷き詰められたような道が終始続く。一見小綺麗なグラベルだが、実際に下ってみると脳がバウンドするぐらいにガタガタに揺れた。

グラベルが始まり、標高が下がるにつれて葉のオレンジ色が重なり、目に映るものが一層濃くなっていく。快適ではないダウンヒルだったが、色濃い紅葉に包まれたこの林道は異様な空間を放っており、下界では経験出来ない非日常感をたっぷり味わえた。

 

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下って直後の所。雲一つ無い冷たい青空。楽しいグラベルが始まりそうだ。


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撮影スポット。ちょうどいい所に土管がある。


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下って行くにつれて紅葉の色が濃くなる。異様な空間を放っていた。

 

道中後半、大きなの石にハンドルを取られて右に滑り込むように落車してしまい、右脇腹を広範囲に削った。幸い、厚手のウェアを着ていたので大きな怪我は免れたが、夏の時期に薄いウェアを着て落車していたら、ただの傷では済まなかっただろう。

陽も傾きかけて、内心焦りと落車による精神的ダメージを大きく食らって落ち込んでいた。膨らんでいた高揚感はここで止まり、萎んでいった。。。

しばらくして終わりが見えて林道が終わった。大げさだが、難関なダンジョンを生き残った感じの達成感があった。

 

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太陽の光が入らない林道はマジで怖い。


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林道出口。高い樹木が囲んでいる様子は、巨大な門が開いているみたいだった。

 

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出口直後に道が開いた。生き残った感。。。

 

まとめ

・林道後半の様子はその辺によくある林道と景色が変わらない為、走るなら秋がおすすめ。

・道路状況はそこそこガレてる。

 

終わり。